TOEICについて(どんな試験?)
TOEICで500点を取るためのブログを開設しましたが「そもそもTOEICってどんな試験なの?」という点について説明します。
- TOEICとは?試験に関わる団体は?
- 試験の種類について
- TOEIC Listening & Reading Testについて
- 試験内容について
- TOEICの大変なところ
- 【補足:IPテストについて】
TOEICとは?試験に関わる団体は?
TOEICは”Test of English for International Communication”の略で、訳すと「国際コミュニケーション英語能力テスト」です。
この試験は日本では「一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施しています。この団体の略称はIIBCです。試験の開発・試験結果の評価などはアメリカの非営利団体であるETS(Educational Testing Service)という組織で行われています。ちなみにこのETSという団体は英語圏の大学に留学する際に必要なTOEFLという試験の開発も行っています。
※TOEICの歴史などに触れると長くなりそうなので、別のエントリーで書きます。
まずは日本の試験実施団体:IIBCのリンクを貼っておきます。
試験の種類について
上記IIBCのサイトを見るとわかりますが、一口にTOEICといっても以下の5つがあります。
- TOEIC Listening & Reading Test (一般的に言われるTOEICはこれです)
- TOEIC Speaking & Writing Tests
- TOEIC Speaking Test
- TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
このブログでは特に注釈がない限り、「TOEIC」という言葉は"TOEIC Listening & Reading Test"を指して説明します。
TOEIC Listening & Reading Testについて
試験は大きく分けて2種類あります。
・個人が申し込む「公開テスト」と言われる年に10回実施されるもの
・学校や法人などが申し込みできる「IPテスト」
このうち、「IPテスト」については、過去の問題を再構成して作られているようです。
「公開テスト」についても全てが新しい問題ではなく、一部については今までの問題が再利用されているようです。
※このブログ執筆時点(2020年4月)にIPテストに新しい動きがありました!(このエントリーの最後で補足いたします)
この試験には『合否』がない事は特徴の一つとして挙げられます。(10点~990点のスコアが提示されるだけです)
試験内容について
試験問題は聞き取り(Listening)が100問、読み取り(Reading)が100問で全部で200問あり、そのほとんどが4択問題(一部3択問題)です。
試験時間はListeningが45分間、Readingが75分間の合計120分(2時間)です。
途中に休憩はありません。(これがTOEIC受験の最大の辛いところです)
スコアはListeningが5点~495点、Readingも5点~495点の計10点~990点で採点されます。単純に1問5点で考えると、200問あるので最高点は1,000点になりそうですが、採点方法が特殊らしく、全問正解でなくても990点になることもあるようです。
Listeningは4つのパートで構成され、Readingは3つのパートで構成され計7パートの試験です。各パートの内容・勉強法などについては、今後のエントリーで触れていきますが、概要については公式Webサイトをご覧ください(リンクを貼っておきます)
TOEICの大変なところ
TOEICをまだ受験した事がない方は「何が大変なの?」と思った方もいることでしょう。
”英語に2時間触れている”
この一言に尽きます。英語が比較的好きな方でこれがあまり苦では無い方はスコアが伸びるのは早いと思いますが、そうでない方にとっては非常に苦痛な時間です。
次に大変なところは
”合計200問の問題が多い”
といった点です。効率よく回答する必要がありますが、集中が続かなくなると取り戻すのに時間を要し、試験時間内に回答できる問題が少なくなってしまいます。
Readingの方が時間が多い(75分間)ですが、ほとんどの受験者は最後まで問題を解く事ができず、最後の20問~30問くらいをただマークシートを塗りつぶす(通称:塗り絵状態)ことになります。
このブログでは今後、TOEIC試験で500点を取るためにどういった準備(勉強)をするか、試験中はどうするか?などについて情報を提供していきます。
【補足:IPテストについて】
IPテストにオンライン形式が追加されました。
2020年4月から実施のIPテストについて、パソコンでの受験(オンライン)が追加されました。
現時点で詳細は不明ですが、試験時間が1時間と短縮された代わりにListening、Reading共に試験の前半の回答内容から、後半の試験の難易度が変わるCAT(Computer Adaptive Test)方式となるようです。
※このブログでは、以降のエントリーについて特に注釈がない限りは一般公開試験と同様のマークシート方式について記事を書きます。