TOEIC500点への道

とりあえずTOEIC500点を目指す人の為のブログです。

TOEIC試験(各パート)について(Listening編:Part3 & 4)【前編】

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リスニング編 その3

TOEIC500点を取るための最小限・最低限の勉強法について説明しています。

 

今回はListeningセクションの最初の壁となる、Part3とPart4について説明します。
(書いているうちに長くなったので前編/後編に分けます。)

 

Part3、Part4に共通している事は、40秒程の音声を聞き、その音声の内容についての3つの設問に答えるスタイルであるという事です。

 

Part3について

「会話問題」と言われます。

2人または3人の会話が流れます。(この会話内容は問題には印刷されていません。)

音声は2名の場合はほぼ男性と女性です。

問題の中には図(グラフ・地図・フロア案内図・表など)が提示されるものがあり、会話の内容と照らし合わせて適切な選択肢を選ぶものもあります。

 

問題数:39問 (13音声×3問)

 

Part4について

「説明文問題」と言われます。

1人の話(ナレーション・アナウンス・留守電音声など)が流れます。(この内容も問題には印刷されていません。)

Part3同様に図が提示される問題も何問か出題されます。

 

問題数:30問 (10音声×3問)

 

Part3とPart4は問題の形がほとんど同じであり、両方を合わせると69問とListeningセクションにおいて最大の問題数となります。

 

TOEICで500点を目指すためにはこの両パートを得点源としておきたいところです。

ここで大事な事は「時間感覚を身に着ける」「時間の使い方を覚える」の2点です。

 

〇時間感覚を身に着ける

 Part3からはTOEICのListeningセクションの後半となり、昨今「難化された」と言われるPart2を終えた後に息つく間もなく始まる為、『40秒の音声を集中して聞く』事が苦痛になる時間帯です。

Part3&Part4の対策のために必要な事はこの「40秒」の感覚を身に着ける事です。言い換えると「聞くことに集中する時間があとどの位か?」「もうすぐ終わるのか、まだもう一言あるか?」という『力の入れ方』を感覚として身に着けた方が良いです。

この問題の形式の音声を繰り返し聞くことで感覚を身に着ける事ができます。新しい問題音声をどんどん聞くよりも同じ音声を内容を覚えるぐらい繰り返し聞くことをお勧めします。

 

〇時間の使い方を覚える

 Part3、Part4は問題音声+設問読み上げなどトータルの時間が意外とあります

例)Part3、Part4のオーソドックスな時間配分

①(約4秒)Question 〇〇 through 〇〇 refer to the following xx
②(約40秒)問題音声読み上げ
③(約4秒)設問一つ目の読み上げ
④(約8秒)無音 ※選択肢は読み上げない
⑤(約4秒)設問二つ目の読み上げ
⑥(約8秒)無音 ※選択肢は読み上げない
⑦(約4秒)設問三つ目の読み上げ
⑧(約8秒)無音 ※選択肢は読み上げない

 

上記の③⑤⑦は問題冊子に記載されている文言を読み上げているので、集中して聞く必要はありません。そして設問読み上げの間に④⑥⑧の8秒程度の「間」があります。

つまり、問題音声を読み上げた後の合計36秒をどう効果的に使うのか?がこのパート対策のカギとなります。

 

 Part3、Part4対策として良く挙げられるのが「問題の先読み」です。設問と選択肢は問題冊子に印刷されているので、先に3つの設問を目にしておく事で、問題音声を聞くポイントを押さえる事ができます。

 

TOEIC対策の書籍やネット上の情報ではこの「先読み」については以下の3つの説(派閥?)があります。

 A:先読み不要派

 B:設問だけ読む派 (このBlogでオススメの方法です)

 C:設問と選択肢を読む派

この中でC:はハイレベル(TOEIC高得点)を目指す方の方法だと思います。
なぜならこの時間を捻出する為には以下のスキルが必要な為です。
 ・英文を早く読む
 ・音声を聞き終わったと同時に回答が終えられる
  (聞きながら回答できる)
 ・設問の内容を「覚えていられる」

TOEIC500点を目指すレベルの方は「先読みしている時間がない」のが実情で、『え?もう次に行くのか…』と「問題に追われる」事になってしまっている状態だと思います。(結果としてA:のパターンとなるが狙ってやっている訳ではない

 

そんな中でも私がB:をオススメするのは「分からない問題に見切りをつけて次の問題に切り替えて集中する為」です。Listeningセクション中に集中を持続させる事は非常に難しく、切り替えの為に数問を無駄にしてしまう事もよくある話です。(特にテンポの速いPart2は一度集中が切れると立て直しが大変です)

ある意味「ルーティーン」として上記⑥の間(少なくとも⑦に入ったらすぐ)に次の問題の設問に目を通しつつ、問題音声を聞く事に備える時間を作る事が必要と考えます。

※このやり方も先の「時間感覚」同様に身に付くまで本番同様に30問(10音声×3設問)程度を行って「お。次の問題に行かねば…」と思うようにしてみましょう。

 

以上、【前編】では主に時間の感覚・使い方について説明しました。

次回の【後編】で問題の内容・傾向について説明いたします。

 

TOEIC500点を目指し、ListeningセクションではPart3、Part4を得点源にしましょう!

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狙いを定めて…!