TOEIC試験(各パート)について(Listening編:Part2)
TOEIC500点を取るための最小限・最低限の勉強法について説明しています。
今回はListeningセクションの最初の壁となる、Part2について説明します。
Part2について
「応答問題」と言われます。
問題冊子には「Mark your answer on your answer sheet」としか書かれていません。
短い発言(質問やつぶやき?)が読み上げられ、続けて受け答えも読み上げられ、話がかみ合うものを選択します。
※このPart2のみ三択(選択肢がA~Cしかない)です。
問題数:25問
Listeningセクション(100問)の1/4を占める問題数です。
・問題数が比較的多い
・聞き取るべき英文が短い
・回答が三択
という特徴から「得点源のPart」として紹介される事もありますが、最近の問題の傾向として「やや難化」している感があり、『TOEIC初級者の心を折る最初の壁』となりつつあります。
どういう事か?と言いますと…
Part2における、オーソドックスな問題は以下のような感じです。
(今回も敢えて日本語で書きます)
問題文:その本、どこで入手したの?
A:図書館だよ
B:昨日の12時頃だよ
C:郵便局でボブに会ったよ
この話の流れだと、Aが正解と分かります。
「難化した問題」というのは以下のようなパターンです。
問題文:今日の会議は何時からだっけ?
A:3階の会議室だよ
B:電車で行くつもりだよ
C:トムに聞いてみたら?
質問に対して、正面から答えず、少しひねりが入ります。
正解はCなのですが、聞いている方としては「時間」が選択肢のどれかに出てくると思っているところで、Cまで聞いてもそれっぽい言葉が無く、「あれ?場所の話してたっけ?」とAと迷う事になります。
(この他にも「メールしといたよ」とか「僕も知らないんだ」といった内容が正解として選択肢に並ぶ事もあります。)
Part2は、問題も回答も短文が続くので、気を抜くと「何を言っているのか分からない(聞き取れない・聞き逃した)」という場面も続き、心を落ち着かせるのに2問ぐらい無駄にしてしまう事もよくあります。
また、せっかく聞き取れた問題でも「難化した選択肢」に惑わされ、次の問題に切り替えられない事もよくあります。
Part2の対策として「気持ちの切り替え(割り切りとも言う)」は非常に重要です。
勉強法としては「数をこなす」以外に無いのですが、時間を使う優先順位としては次回に説明する「Part3(及びPart4)」に費やす方が個人的には良いと思います。
(このあたりの説明は次回以降にいたします)
以上、今回はTOEICのListeningセクションのPart2(応答問題)について説明しました。