「銀のフレーズ」を使ってTOEIC500点にグッと近づこう(その2)
TOEIC500点を取るための最小限・最低限の勉強法について説明しています。
前回は音声を聞きつつ、書籍に収録されている憶えるべき1000単語を一通り見て頂きましたね。
一通り見た後に行うことは、単語の仕分け(分類)です。
※注意(大事なこと)※
学習は「自分との対話」でもあります。
憶えているのか?理解したのか?それは自分しか分かりません。
特にTOEICにおいては試験問題が4択という事もあり、当てずっぽうが正解になる事も多々あります。TOEIC学習においては「わかったつもり」が一番恐ろしい状態だという事を心に刻んでください。
※注意(大事なこと)ここまで※
「単語の仕分け」について、以下の4つに分類します。
1:憶えている(知っている)単語
2:憶えていない(知らない)単語
3:違う意味で覚えていた単語
4:同じ意味の単語(さっきも同じ意味で出て来なかった?と思った単語)
3:の分類は、例えば以下のような単語です
「lastって『最後の』じゃなかったっけ?」
「closeって『閉じる』じゃなかったっけ?」
「storeって『店』じゃなかったっけ?」
「addressって『住所』じゃなかったっけ?」
「appointって『予約』じゃなかったっけ?」
4:の分類は、例えば以下のような単語です
「協会・団体」を表す言葉ってさっきもあったような…?
「電力」って違うところでも出てきたような…?
「同僚」が別の表現もあったような…?
※4:の分類はこの単語を何回も見返さないと気付かないかもしれません。ここに分類できる単語を見つけた時はまとめて憶えることができるチャンスです。
最初のうちは3:と4:は2:を細分化する意味で仕分けしましょう。
3:(その意味では)憶えていなかった
4:他の単語は憶えていたけど、これは思いつかなかった。
など
仕分け方法(種類)が分かったところで、仕分けに入りましょう!
用意するもの:付箋(ふせんとかポストイットとか言われているものです)
下の写真のものは100円ショップで見つけました。
(半透明のフィルムタイプだと貼った後も本の内容が見えるのでお勧めです)
上の写真のように3色あると分類に便利です。
1:(憶えているので)ふせんを貼らない
2:赤
3:黄色
4:青
といった具合に分類を進めます。
1000個の単語をざっと見た感じで「2:に分類されるものがどのくらいありそうか?」で何枚用意するか?を見積もりましょう。
※私は写真のものを2セット買いました。
ふせんが用意できたら本に付箋を貼っていきます。
このエントリーの冒頭「※注意(大事なこと)※」に記載したとおり、自分との対話で分類を進めます。
最初の方は基本的な単語も多く、自信を持って1:に分類して良いものも沢山あると思います。
私がやってみたら下の写真のようになりました。
この仕分けはかなり時間を要すると思います。(最初に一通り見た時間の倍くらい掛かるかもしれません。)
特に「あれ?さっきも出なかったっけ?」と思ったときにその「さっき出たもの」を探すのが非常に困難だからです。(本当は同じ意味だと思うもの全部に4:の付箋を貼りたいところです)
※最初のうちは「さっきあった(かも?)」レベルでその単語だけを4:に分類してみてもよいと思います。)
分類が終わったら、2:の単語から記憶していきましょう。
準備するもの:ブロックメモ、マスキングテープ
ブロックメモは下の写真のような10cm×10cmくらいのメモです。(写真のものは100円ショップで購入。9cm×9cm)
同じ大きさの付箋もありますが、ブロックメモの方が枚数が多いのと粘着力が弱めなので、マスキングテープを別に用意した方がはがれ落ちる可能性を避けられます。
マスキングテープ(写真のものは100円ショップで購入)
柄があるものを用意しても良いですが、沢山使うと思いますのでたっぷりある方が良いかもしれません。
ブロックメモとマスキングテープが用意できたら、憶えるべき単語(まずは2:に分類されたもの)を表に英語(単語と例文)、うらに意味(日本語)を書いて、家の中の目立つところに貼ります。(トイレのドア・壁に何枚か貼っても良いですね!)
日本語はペラッとめくったときに見えるように書いておくと良いです。
単語の意味と貼る場所はあまり関係なくて良いですが、自分が目にする頻度が高いところに苦手な(憶えづらい)単語を貼っておくと良いですね。
この方法の欠点は、自分よりも家族が先に憶えてしまう可能性がある事です。。。
(家族から見栄え的なクレームが入る可能性もあります)
実際に書き出しているうちに3:や4:の分類に入るものが見つかる可能性もありますので、その場合は適宜付箋を貼り変えましょう。
家の中以外にも、手帳の中表紙に貼るとか色々な場所・場面を作って単語を覚える事を常に(自然に)意識するように頑張りましょう。