TOEICで必要な語彙力(単語力)について
英語が苦手な方が最低限の努力でTOEICで500点を取る為の情報をお伝えしています。
今回は基本中の基本、語彙(ボキャブラリー)についてです。
勉強をするにあたってこの先のエントリーでも何回も繰り返しますが、
”TOEICの点数はTOEIC用の勉強をする事で上げることができる”
という事を覚えておいて下さい。
これは単語学習においても同じです。
TOEICは全世界で実施される事や、問題を一部再利用(使いまわし)する事から、いくつか制約が生じました。
・宗教観を表す言葉や話題、概念的な話は出てこない
・酒やタバコは出てこない
(禁煙しているとか、建物が禁煙になったといった話題は出ない)
・時事問題も取り上げない(戦争や犯罪の話はもってのほか)
といった事から、出題に使われる単語も偏りが生じました。
また、試験の過酷さ?からか、労働問題や重大なミス・クレーム等も話題としてほとんど出てきません。
そして、ビジネス会話を中心としたテストの為、日常会話でよく繰り広げられる以下の話題も出題されません。
・恋愛の話
・家族の話
・学生時代などの昔話
・好きな食べ物・服の話
・病気の話 ※歯医者は話題に出る事があります。
問題の中で何かしらのプチトラブルはちょいちょい発生します。
・電車や飛行機が遅れる
・コピー機が壊れる
・予約を取ろうとすると埋まっている
(図書館で必要な本は貸し出し中になっている)
など。
こうした試験内容の特性から「覚えるべき単語に偏りがある」と言えると思います。
つまり「日常会話で必要な単語でもTOEIC試験に出ないものが多々ある」という事です。
こうした事を考えると、TOEIC向けの単語学習においては「TOEIC用の単語集」を利用する事がスコアアップの早道と言えます。高校受験とか大学受験に使っていた単語集を引っ張り出したり、スマホの単語学習アプリを適当に選ぶのは非常にもったいない時間と労力を使うことになります。
「TOEIC対策用」で世に出ている単語集はいくつもありますが、選び方の基準としては
著者がTOEICを実際に何回も受験している事
は必須事項です。
その中でも私が特にお勧めしたいのが「出る単特急 銀のフレーズ」です。
著者のTEX加藤さんは何回も(90回以上!)TOEICで満点を取っているだけでなく、TOEIC受験後に「どんな問題が出題されたか?」「何て単語だったか?」といった振り返りを行い、単語集や参考書、問題集を作成されています。
似たような書籍名で「出る単特急 金のフレーズ」「出る単特急 金のセンテンス」などがありますが、目標とする点数が異なる(860点とか990点目標)なので、500点を目指す方には「銀のフレーズ」がお勧めです。(個人的にはこれ一択しかありません)
では、次回からこの「銀のフレーズ」を使った単語の勉強法についてお伝えします。